同居している妻の首を絞めて殺害した容疑で、夫である益留哲也(88歳)が逮捕されました。
殺害現場となったのは、介護老人保健施設だそうです。
益留哲也容疑者は、なぜこんな事件を起こしたのでしょうか。
益留哲也の顔写真やSNSは特定されているのか、益留哲也容疑者への刑罰について調べました!
益留哲也が妻を殺害
都城市高城町の介護老人保健施設で、同居する妻の首を絞めて殺害したとして、88歳の夫が逮捕されました。
捕まった夫は、「間違いありません」と容疑を認めています。
殺人の疑いで逮捕されたのは、都城市高城町穂満坊の益留哲也 容疑者88歳です。
警察によりますと、益留容疑者は、10日午後8時ごろから午後10時10分ごろまでの間、都城市高城町の介護老人保健施設、ハッピーライフ高城で、同居していた妻・千保美さん86歳の首を紐のようなもので絞め付け殺害した疑いがもたれています。
施設関係者によりますと千保美さんは寝たきりで、発覚当時、千保美さんの首には、益留容疑者が使用していたひげそりのケーブルが巻きつけてあり、2人は、同居する部屋の中にいたということです。
警察の調べに対し、益留容疑者は、「間違いありません」と容疑を認めているということです。
警察で犯行の動機を詳しく調べています。
引用元:https://news.yahoo.co.jp/articles/17e0bc802dc513ce03ee67f14b0ec978835a1a64
老老介護問題か
介護施設で同居していた妻の千保美さんは、寝たきりとのことですが、
どのような病状だったかまではわかりません。
寝たきりと言っても、どの程度意識があったのか、痛みに苦しんでいたのか、
状態はさまざまです。
たとえ痛みに苦しんでいてとしても、もちろん許されることではありません。
また、殺害した益留哲也容疑者も88歳と高齢です。
寝たきりではなかったとしても、介護を要する状態だったのではないでしょうか。
高齢男性の力で窒息死させるほど、首を閉めることは容易ではないはずです。
どれだけの時間、どんな思いでその行動となったのか、
想像するだけで言葉を失います。
介護施設で目が届かないのか
ハッピーライフ高城は、入所定員80名で、現在待機者がいるとのことです。
満員の人が過ごす中で、介護はほとんどの場合で
3人の要介護者に対して介護者1人を最低限配置することになっています。
また、ご夫婦で2人部屋に暮らしていたとすれば、そんな頻繁に巡回を必要としていなかったかもしれません。
今回のケースでは、施設側の責任を問われる可能性は低いでしょう。
今後、入居希望者が減ってしまったり、現在入所している人が退所してしまう可能性は
あるかもしれませんね。
施設側にも、何か気づくべきだったという意見もあるでしょうが、
ご夫婦の問題であれば、どこまで踏み込めるのか、は難しい気もします。
益留哲也とはどんな人物なのか
益留哲也の顔写真は公表されているのか
現時点では、逮捕されたばかりなので顔写真の公表はされていません。
名前:益留 哲也(ますどめ てつや)
年齢:88歳
住所:宮城県都城市高城町穂満坊
容疑:殺害の疑い
情報もまだまだ少ないですが、高齢の夫婦が介護施設で同居していたとのことなので、
きっと仲の良いご夫婦だったのではないでしょうか。
益留哲也はFacebook等しているのか
Facebookにて、検索しましたが、年齢的にも登録されていない可能性がありますね。
同姓同名が数名おり、特定とは至りませんでした。
インスタやTwitterをしている可能性も低いでしょう。
そもそもスマートフォンを持っていたかも不明です。
年齢で判断してはいけませんが、88歳は、それほど高齢と考えることが普通だと思います。
益留哲也が住んでいた施設とは
益留夫婦が住んでいたのは、介護老人保険施設のハッピーライフ高城です。
介護を必要とする高齢者の自立を支援し、家庭への復帰を目指すために、医師による医学的管理の下、看護、介護といったケアはもとより、作業療法士や理学療法士等によるリハビリテーション、また管理栄養士による栄養管理や食事、入浴などの日常サービスまで併せて提供する施設です。
引用元:https://t-yoshimi.sakura.ne.jp/yoshimihp/kaigo/happy/
入居の対象となる条件がHPに記載されていました。
- 要介護1〜5
- リハビリを必要とする人であること
- 病状が安定していること
- 入院治療が必要ない人
寝たきりであっても、そんなにひどい病状ではなかったので入居できていたんでしょうか。
2人部屋の面積は、16.48m²と記載がありました。
料金としても、高額などということもなく、
年金生活の人たちでも多少支援を受ければ入居できるものでしょう。
要介護認定があれば、介護や施設に適用される保証があるので、
金銭面で困ったことにより殺害、というのは考えにくいですね。
益留哲也の刑罰とは
益留哲也容疑者は、殺人の疑いで逮捕されました。
殺人とは、殺意をもって、本来の死期よりも早く、他人の命を絶つことです。
つまり「殺してやろう」という気持ちのもとに、殺人の実行行為(本来の死期よりも早く他人の命を絶ってしまう現実的な危険がある行為)をし、相手が死亡したら殺人罪が成立します。
引用元:https://keiji.vbest.jp/crime/murder/
益留哲也容疑者は、容疑を認めているので殺意があったということでしょう。
殺人罪は、死刑または無期懲役もしくは5年以上の懲役です。
過去には、配偶者や直系尊属を殺害した罪というものがあり、死刑または無期懲役が確定していました。
ただ、1995年にこの刑法は削除されたので、配偶者や身内を殺害した場合でも、
数年の懲役刑で済む場合もあります。
今回も、どれほどの情状酌量が加味されるのか、殺害となった要因が裁判で明かされ、
適正な刑罰が科されることでしょう。
高齢者の裁判での問題
益留哲也容疑者は、88歳で殺人を犯したので、
通常の高齢者より元気なのかもしれません。
しかし、殺人を犯すというのは、心理的負荷も大きいでしょう。
ご高齢者の裁判は、判決が出る前に容疑者が亡くなることもあります。
罪を償うまでお元気でいられるか、という問題もあります。
どんな要因があったとしても、現実と罪と向き合い、
罪を償っていただきたいと思います。
亡くなられた奥様のご冥福をお祈り申し上げます。
悲しい事件が亡くなることも、心から願います。